医学速報

医学関連の気になる情報をピックアップします。主はUSMLE受験を目指してます。

糸球体係蹄壁 とは何か?

 

糸球体係蹄壁は腎臓の範囲でしか見たことがない名前ですね。

忘れがちなものだと思います。

簡単にいうと、糸球体毛細血管の壁のことです。

「なーんだ」って感じですよね。

ただ、ただの壁ではなくてちょっと複雑なんです。

だから係蹄壁なんて名前してるんです。

3層構造に分かれていて、内皮細胞、糸球体基底膜、糸球体上皮細胞の3層です。(内→外)

上皮細胞には足突起がついています。

そして、これら3つは全て濾過機能について重要な役割を果たします。

それぞれの機能は…また後日。

 

この知識は、後々ネフローゼ症候群などで使うようになっていきます。

大事(自分が忘れがち)なので、別記事にまとめました。

 

低K血症

 

 

成り立ちとかはもうこの際放っておきましょう。近位尿細管で再吸収とか、集合管で分泌とか、どうでもいいです。

 

全力で覚えましょう。

 

まずはKが少ないので代謝性アルカローシス。

Kが減ってる時はCaも減っててテタニー。

あとは筋力低下、脱力発作、周期性四肢麻痺分泌低下が続くことによる腎尿濃縮力能障害(すなわち多飲、多尿)、耐糖能異常

無我夢中で覚えます。

次に心電図系。これも丸暗記で。

ST低下、T波平坦化、U波➕

ちなみにU波とは、T波の後にでてくるちょっとした波です。

 

まずはこれを頭に入れることで内分泌、腎系に挑戦します。

Basedow病

 

あとでまとめるけど、これだけは

 

TSH受容体抗体(TRAb)TSH受容体を刺激する。これによって、下垂体前葉でTSHを分泌しなくても甲状腺ホルモン(FT3,FT4)は増加する。

そうすると負のフィードバックによって、本来分泌されるはずのTSHは産生されなくなるので血中TSH値は減少します。

 

もちろん、

TSHは下垂体前葉から甲状腺に分泌されるわけだから、TSHは言わずもがな甲状腺に存在するわけ。

またこれによって、甲状腺濾胞上皮細胞でのヨード取り込みを増加させるので123Iの取り込みが促進する。

眼裂ってなんだ?

 

Horner徴候では四徴の一つにもなっている眼裂狭小ってあるよね?

 

そもそも、眼裂ってなんだ?

眼が裂けるってなに!?怖くない!?

 

…などと思っている自分もいました。

 

けどこれ、単純な話で眼裂の意味は

「目の開いている部分、輪郭」を意味するんだよね。

つまり「瞼がどれだけ目を裂いているか」って考えるとちょっと分かりやすいかな…。

 

だから眼裂狭小は、普通に「目の開きが小さい」って意味なんだよね。

びっくり。